湿気が多く結露しやすい家を所有している方は、不動産売却する際に不都合が出ないか、心配ではないですか。
程度にもよりますが、湿気が多いなどの欠陥がある家でも売る方法はあります。
原因やデメリットを知り、修繕や取り壊しなどの適切な対策をとって売却すると良いでしょう。
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結露しやすい不動産の売却には原因を知るのが大切
湿気が高くなりやすい家には原因があります。
売却をお考えなら、原因を知ることで解決につながり、相場の価格で売れるかもしれません。
湿気が多い理由を正確に知り、対策をしましょう。
ここでは、湿気が多くなる原因を解説していきます。
お持ちの不動産が欠陥住宅になるのではないかと心配な方は、ぜひ参考にしてみてください。
構造に問題がある
家の構造が原因で、湿気が多くなり結露しやすくなっている場合があるでしょう。
日当たりや風通しが悪い間取りや、気密性が高い住宅が考えられます。
まわりに高い建物が建っていたり、周辺の建物が密集していたりする立地の住宅は、日当たりや風通しが悪く湿気が多くなりがちです。
また、家の床下が狭いのが原因で、通気性が悪くなっていることも考えられます。
現在の建築基準法では、湿気対策のために床下を45㎝以上とするよう定められています。
しかし2017年の改正以前に建てられた家は、床下が45㎝未満になっている物件も多いのです。
家が老朽化している
家の老朽化により、雨漏りや水漏れが発生している場合には、湿気が多く結露しやすい環境になります。
古い家では起こりがちなトラブルのひとつです。
売却を考えているなら、見つけ次第工事やリフォームを手配するようにしましょう。
湿度が高くなるだけでなく、物件そのものが傷んでしまうおそれもあるからです。
水漏れや雨漏りは、住宅の木材を腐らせたり、金属をサビさせたりします。
痛みが激しい場合には、大規模な修繕工事が必要になる場合もあるでしょう。
生活習慣が原因になっている
湿度が高くなる原因には、生活習慣も考えられます。
たとえば、部屋干しです。
仕事で多忙な方以外にも、花粉や黄砂などが気になり、普段から部屋干ししている方もいらっしゃるでしょう。
洗濯物を室内に干すと、湿度は高くなり、結露しやすくなります。
また、冬場の暖房や乾燥対策も湿気が多くなりがちです。
電気代節約のために石油ストーブを使用したり、乾燥対策で加湿器を使用したりしている場合には注意しましょう。
室内の空気が多くの水分を含んでいる状態になり、結露が発生しやすいです。
湿度が高くなりすぎないよう、窓を開けたり、換気扇を回したりするなどの対策をとりましょう。
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結露しやすい不動産の売却で考えられるデメリット
湿気が多くなりやすい家は、結露以外にもさまざまなデメリットがあります。
目に見えるところに発生した水滴は、すぐに拭き取ることができますが、外からは見えないところにまで被害が及ぶ可能性も知っておきましょう。
カビやダニが発生する
結露を放置してしまうと、カビやダニが発生しやすいです。
カビは気温が20〜30℃で、湿度が高い環境を好みます。
冬場に暖房をつけている部屋が、カビにとって繁殖しやすい環境といえるでしょう。
湿気がたまりやすい押入れやクローゼット、水回りにはとくに注意してください。
こまめに水分を拭き取ったり、風通しを良くしたりすると良いでしょう。
カビの発生はダニの発生にもつながります。
ダニはカビを餌とするからです。
アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす原因にもなるダニには、気を付けてください。
家が傷む
湿気が多くなって考えられるデメリットには、壁の内部に結露が発生する可能性があります。
窓やサッシなどの目に見える場所に発生した水滴は拭き取れば良いので、解消も簡単です。
しかし、壁の内側に発生した結露は、通常目で見て確認することができません。
施工時の湿気対策が不十分だと、知らないうちに、断熱材が湿って傷んでいるケースもあります。
家に不具合が出たことで修繕を依頼して、はじめて認識するケースも多いでしょう。
湿気は、内側から家を傷めるデメリットも想定しておかなければなりません。
シロアリ被害を受ける
湿気が多い家では、カビ以外にもシロアリが発生しやすくなります。
シロアリは、水分を多く含む木材を好むからです。
シロアリの被害を受けると、知らないうちに柱や梁が弱り、家の耐久性や耐震性が低下します。
地震などの災害が起こったら倒壊する恐れもあるため危険です。
目に見えない部分なので、気が付きにくいですが、危険がある家の不動産売買には注意してください。
売却後にシロアリ被害が見つかることがないよう、事前に確認するようにしましょう。
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結露しやすい不動産の売却方法
湿気が多く結露が発生しやすい家は、売却方法を慎重に検討しなければなりません。
トラブルをそのままにしておくと、価格に影響するだけでなく、後から責任を問われたり、契約解消になったりするリスクがあります。
売却方法のポイントは、結露が発生する原因の究明と解消です。
適切に修繕したり、原因を解消したりすると、相場に近い価格での売却も期待できるでしょう。
修繕する
窓に結露が発生しやすい場合には、以下の修繕方法が効果的です。
●結露防止シートを貼る
●断熱コーティングを施す
●樹脂製のサッシにする
●二重窓を設置する
内側と外側で温度差が生じる窓に対策を施すことで、湿度の上昇を防げます。
さらに、断熱リフォームは窓以外にも効果があります。
壁の断熱材や防湿シートを加工すると、内部結露対策にもなるでしょう。
契約不適合責任に注意する
湿気が多いなどの欠陥がある家を売る際には、「契約不適合責任」を果たす義務があります。
売主が売却時に負う責任です。
家の構造や立地が原因で湿気が多くなり、結露が発生するのは住宅に「瑕疵」があることになります。
事前に瑕疵を把握しているにもかかわらず、買主に伝えずに契約を結ぶと、契約不適合責任が生じるかもしれません。
契約不適合責任が生じると、損害賠償の請求や、契約解除を求められます。
カビやダニ、シロアリが発生しやすい不動産には、健康を害したり、建物の倒壊を招いたりする危険性があり、買主の生活に大きな影響を及ぼすからです。
契約不適合責任が認められると、売却価格に影響するどころか、損をする結果になる恐れもあります。
多くの方が、少しでも高く売却したいと考えられるでしょうが、瑕疵はしっかりと伝えるようにしましょう。
更地にする
湿気が多い不動産の売却では、更地にしてしまう方法もあります。
サッシの交換や断熱リフォームなどの修繕費用は、高額になる場合もあるでしょう。
シロアリの被害が大きく痛みが激しい場合には、大規模な修繕が必要になる可能性もあります。
原因を解消するのに、多額の費用負担が考えられるような場合は、修繕してから売却するより、解体して更地にする方が手元に残るお金が多い可能性もあります。
更地の方が、家を新築したい方のニーズにも応えられるので、ターゲットが広がるでしょう。
ただし、解体にも費用がかかるため、修繕がおすすめの場合もあります。
実際にどちらが良いかは、物件の状況によって変わるので、まずは見積もりを取りましょう。
売却するには更地にするか、リフォームするか、利益が多い方をおすすめします。
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まとめ
湿気が多く結露が発生しやすい家でも、原因を知り解消することで売却可能です。
適切に修繕やリフォームをおこなえば、価格への影響も少なくできます。
ただし、大規模な修繕などで多額の費用が発生する場合には、更地にして売却する方法を検討してみても良いでしょう。
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株式会社LIFE HOME スタッフブログ編集部
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