マイホームの購入を検討している方から、ローンの組み方をどうするかで悩んでいるお客様の声が多いです。
近年はネット銀行で組むローンを希望される方が増えており、特徴や違いを理解しておくべきです。
今回はネット銀行住宅ローンとは何か、メガバンクとの違いを述べつつ、メリットとデメリットを解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
川崎市の売買・投資物件一覧へ進む
ネット銀行の住宅ローン!そもそもネット銀行とは
さまざまな住宅ローンがありますが、ネット銀行は従来のローンにはないタイプとして注目されています。
ネット銀行とは、2000年頃に開設がはじまり、口座開設者を徐々に伸ばしつつ、現在は都市銀行や地方銀行と並んで、金融機関としての地位が確立されています。
そもそもネット銀行とは
ネット銀行とは、営業するにあたって最小限必要な店舗のみを有し、パソコンやスマートフォンなどのインターネットによる取引をメインにしている銀行です。
マイホームの購入や建築への資金、そのほかの住宅ローンからの借り換えなどは通常のローンのサービス内容とほとんど同じとなります。
通常の銀行では口座を開設するときは対面でおこなわれますが、ネット銀行ではオンラインでおこなわれます。
住宅ローンの利用を希望する場合の流れとして、インターネットに申し込みをして、事前にオンライン審査してもらい、審査に通ればローンの契約です。
審査基準として、年収と返済額とのバランスに問題がないのが重要となり、通常の銀行と比べて事前審査は通りやすい傾向です。
ネット専業の銀行のなかには代理店を介しての手続きをする方法もあり、そのほかにお客様が自主的に手続きする方法もあります。
自主的に手続きするときは、本審査が終わるまで不動産会社は一切介入しません。
つまり、書類の手配や書類に不備がないかのチェックもお客様がおこなわなければならないのて注意が必要です。
保証料はない
ネット専業での銀行の保証料は無料となりますが、代わりに手数料の支払いがあるでしょう。
借入額の2%が相場となり、別途消費税がかかります。
通常の場合、借入期間を35年としたときの保証料は借入額の約2%ですから、ネットバンクとほぼ同じと言えます。
35年間返済するプランの総費用と比べると、ネット専業の銀行のほうが、金利が安いのでお得です。
ネット銀行は、近年ローンの金利やサービスに関する競争が激化しているため、選ぶ際は慎重に考える必要があるでしょう。
また、ネット銀行は保証料付きのプランはないため注意が必要です。
一方、通常の銀行では保証料を選べるタイプもあり、そのプランだと借入期間が短ければ保証料が安くなる傾向にあります。
選択肢があると借入期間と利率をもとにお客様に合ったプランが選べるのは、通常の銀行でのメリットです。
▼この記事も読まれています
火災保険の10年契約はいつから廃止?その影響についても解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
川崎市の売買・投資物件一覧へ進む
ネット銀行の住宅ローン!メリット・デメリット
ネット銀行は来店する必要がなく住宅ローンの契約ができるのがメリットとしてあげられるでしょう。
しかし、来店してローンに関する説明を聞きたいと感じるお客様からすれば来店不要の点はデメリットになります。
このように、メリット・デメリットを考慮したうえでお客様にあったローンであるかを考える必要があります。
低金利であるのがメリット
実店舗を有した一般的な銀行は2022年時点で0.47%前後の金利です。
住宅ローンは数千万円の高額資金を何十年と長期間にわたって借りるため、わずか0.1%の金利の違いでも総返済額に大きな影響を与えやすいです。
借入額によって数百万円の差が出ますので、資金調達をどこでするか考えるときに金利は重要なポイントとなります。
実店舗を持たないネット銀行は、変動金利が安く、なかには0.29%の金利もあります。
店舗を運営する際の人件費や維持費などのコストがかからないため、店舗型の銀行と比べて低金利で住宅ローンの提供が可能なのです。
ランニングコストがかからずさまざまなサービスがある
ネット銀行は、団体信用生命保険料と繰上返済手数料などのコストが通常の銀行よりも安いです。
団体信用生命保険とはローンの返済中に重度の障害や死亡になったときにローンが支払われる生命保険となります。
通常の銀行ですと、基本的なプランであれば団体信用生命保険は無料ですが、それより上のサービスを受けるとなると有料になります。
一方でネット銀行は金利の中に団体信用生命保険が含まれているケースが多いです。
繰上返済手数料とはローン残額の一部またはすべてを繰り上げた分を返済する方法です。
余った資金を繰上返済に活用すると、総支払の利息分が減らせます。
デメリットは手続きに時間を要する点
ネット銀行の場合、郵送やメールでやり取りするのが基本となり、審査から融資が受けられるまで約1.5〜2か月かかります。
もし書類に不備があると、再送付や書類の返却によりさらに時間を要するのはデメリットです。
また、中古物件の買い替えの場合、売買契約から物件の引き渡しまでが1か月ですから、ネット専業の銀行にしてしまうと引き渡しまでのスピードに追いつかないケースがあります。
したがってマイホームを売って、新しく中古物件を買うケースだと、ネット銀行は適していません。
春や秋の時期にすると、審査から融資を受けるまでの時間が早められます。
▼この記事も読まれています
不動産売買の「取引態様」を知っておこう!仲介・売主・代理ってなに?
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
川崎市の売買・投資物件一覧へ進む
メガバンクとネット銀行住宅ローンとの違い
住宅ローンにはネット銀行以外にメガバンクや地方銀行があるでしょう。
保証料や事務手数料などの費用はほとんど同じと伝えましたが、そのほかにどのような違いがあるのかを理解しておくべきです。
相談窓口の違い
ローンに関して不明な点があった場合、メガバンクや地方銀行は実店舗を有しているため、店舗の窓口にて担当者と直接対面しての相談が可能となります。
ローンに関する知識や商品内容、ローンの審査の所要日数など対面でしか聞けない内容も相談できるのが実店舗のある銀行のメリットと言えます。
ネット銀行は実店舗を持たないケースが多く、対面で相談が可能な場所が限られているでしょう。
店舗を有さないネット銀行の場合、コールセンターへ電話での相談が多いです。
メールやコールセンターでの相談は実際に店舗を訪れるよりも遅い時間まで対応しています。
仕事が忙しい方や平日仕事がある方にとっては便利なシステムと言えます。
オンラインやオフラインでも対面相談ができるネット銀行もありますが、店舗を持つ金融機関に比べて場所が限定されている点にご注意ください。
したがって、ネット銀行でもローンのことで何か気になる点があっても、相談できる銀行もあるため安心です。
団体信用生命保険の基本付帯の充実度の違い
メガバンクや地方銀行、ネット銀行の団体信用生命保険料の保険料は無料で、保険の内容は変わりません。
ネット銀行のほうが団体信用生命保険の基本付帯の保障が充実しているのが近年増えてきています。
団体信用生命保険にすべての病気・ケガを保障する全疾病保障、契約者が女性の場合、ガン診断給付金の特約が無料で付帯されるローン商品などが代表例です。
そのほかに自然災害の被害があった方を対象に、一部の返済が免除となる特約になるものもあります。
何かあったときも安心して借り続けたいとお考えのお客様にはネット銀行がおすすめです。
そのほかに電子契約サービスに対応しているネット銀行ですと収入印紙代が無料となります。
ATM手数料や返済口座へ資金移動するときの金額が無料になる商品もあるでしょう。
メガバンクや地方銀行はさまざまなサービスが無料で付帯されているところは少ないので、基本付帯の充実度を重視する方は、ネット銀行がおすすめです。
▼この記事も読まれています
2022年以降の住宅ローン控除の変更点は?省エネ住宅や中古住宅について
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
川崎市の売買・投資物件一覧へ進む
まとめ
ネット銀行とは、最小限の店舗を有しながら、インターネットによる取引をメインにしている銀行です。
対面せずに手続きができるメリットがある一方で、融資を受けられるのに約1.5〜2か月かかるのがデメリットとしてあります。
ほかの銀行との違いとして、団体信用生命保険の基本付帯が充実しているでしょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
川崎市の売買・投資物件一覧へ進む

株式会社LIFE HOME スタッフブログ編集部
川崎・横浜で快適に過ごせる住まいをお探しなら、センチュリー21 LIFE HOMEにお任せください。賃貸・不動産情報を数多く取り扱っております。不動産購入・物件探しをしている方に情報をお届けできるよう不動産に関連した記事をご提供します。