シングルマザーがマイホームを購入したいと思ったとき「住宅ローンの契約ができるのだろうか」と不安になる方もいることでしょう。
シングルマザーも住宅ローンの契約が可能ですが、審査を通過するためにはいくつかのポイントがあります。
そこで今回は、マイホームの購入を検討しているシングルマザーの方に向けて、住宅ローンの契約は可能であるのか、必要とされる年収や審査通過のポイントについて解説します。
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シングルマザーも住宅ローンの契約が可能!
シングルマザーである点が、住宅ローンの審査に影響することはほとんどありません。
シングルマザーも住宅ローンの契約が可能である点について、以下に解説します。
母子家庭や独身女性である点は不利にならない
シングルマザーが、住宅ローンの契約ができるのか不安になるのは、母子家庭かつ独身女性である点が大きな理由ではないでしょうか。
しかし、シングルマザーという理由だけで、住宅ローンの審査は不利になりません。
厚生労働省が公表している「令和3年度全国ひとり親世帯など調査結果報告」によると、母親名義の持ち家に住んでいる母子家庭は、全体の約16%です。
賃貸物件に住んでいる母子家庭の世帯がほとんどですが、4世帯に1世帯は、持ち家を所有しています。
また、国土交通省が公表している「令和4年度民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、民間金融機関が住宅ローンの審査において重視する項目は、家族構成が約30%、性別は約20%の割合です。
一方で、健康状態や勤続年数、年収などの審査項目は、90%を越える割合です。
このように、シングルマザーも持ち家を所有しており、住宅ローンの審査で家庭状況と性別は重視されにくい点がわかります。
安定した収入と返済プランが重要
シングルマザーも、通常の住宅ローン審査と同様に、年収や勤務年数などが審査基準です。
どれだけ毎月安定した収入があり、返済能力が備わっているのかを重要視されるのです。
安定した収入を求められるため、1〜3年以上の勤続年数が必要とされます。
同業・同職への転職だと、以前の勤務年数も合算して審査されるようです。
しかし、数か月単位で転職活動を繰り返している方は注意しましょう。
また、女性向けの住宅ローンを用意している金融機関もあります。
住宅ローンの金利が優遇されたり、保険がセットで付いたりするのが特徴です。
長期間をかけて完済していかなければならないため、ご自身に合った住宅ローンを選び、無理のない返済プランを立てましょう。
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シングルマザーが住宅ローンを契約するために必要な年収は?
住宅ローンの審査で重要視される項目の一つが年収です。
シングルマザーが住宅ローンを契約するために必要な年収はどれくらいであるのか、以下に解説します。
年収の目安
シングルマザーが、住宅ローンを契約するために必要とされる年収は、約200〜300万円です。
月収にすると、約25万円が審査の基準とされています。
月収が約25万円を超えている場合、住宅ローンの審査はとおりやすいでしょう。
ただし、大手金融機関では必要な年収を、400万円以上に設定している場合もあります。
一方で、年収が100万円でも契約ができる住宅ローンを用意しているネット銀行もあります。
年収のほかにも、勤務先の企業の規模や安定性も、住宅ローンの審査において重要視される点です。
しかし、派遣社員や契約社員の場合、年収に関係なく、住宅ローンの契約ができないこともあります。
年収と借り入れ金額の割合
年収によって、金融機関からの借り入れ可能額は異なります。
しかし、金融機関が提示してきた借り入れ可能額ではなく、家計にあわせて無理のない借り入れ金額を決めましょう。
年収から住宅ローンの返済に充てられる金額は、子どもの人数や親の介護など家庭の事情によって、それぞれ異なるからです。
一般的に、住宅ローンの借り入れ額は、年収の20〜30%に抑えるのが目安とされています。
年収に対する借り入れ額を多く設定してしまうと、家計が厳しくなり、住宅ローンの支払いが滞ってしまう恐れがあるため注意しましょう。
たとえば、年収が300万円の場合、30%である90万円を、年間の住宅ローンの返済可能額とします。
年間90万円だと、月々の返済額は7万5千円です。
住宅ローンを35年で契約した場合、借り入れ総額は、2,880万円です。
したがって、年収300万円だと、マイホームの予算額はおよそ2,880万円となります。
なお、住宅ローンには金利が加算される点には注意してください。
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シングルマザーが住宅ローンの審査を通過するポイントとは?
年収や勤続年数などが住宅ローン審査で重要視されますが、不安な点がある場合、そのほかのポイントを抑えて審査に挑みましょう。
シングルマザーが住宅ローンの審査を通過するポイントについて、以下に解説します。
ご自身にあった住宅ローンを選ぶ
各金融機関からさまざまな住宅ローンが用意されていますが、金利のタイプや返済方法などをくらべ、ご自身にあった住宅ローンを選びましょう。
まず、金利には、変動金利型・固定金利期間選択型・全期間固定金利型の3つのタイプがあります。
金利のタイプによっては利率が変動するため、慎重に選ぶことが大切です。
住宅金融支援機構と民間の金融機関が共同で提供している「フラット35」は金利の変動がないため、人気の住宅ローンです。
ご自身のライフプランに合わせて、無理なく返済できる住宅ローンを選びましょう。
頭金を用意する
頭金とは、マイホーム購入時に支払うお金です。
マイホームの購入費用は、頭金と住宅ローンで構成されます。
頭金を多く支払うほど、住宅ローンの借り入れ総額は少なくなります。
そのため、頭金を多く用意できると、住宅ローンの審査が通過しやすいのです。
預金に余裕がある場合、頭金を多めに用意すると良いでしょう。
健康状態に注意する
住宅ローンを契約する際には、団体信用生命保険に加入しなければなりません。
団体信用生命保険は、住宅ローンの契約者が、死亡や高度障害になるなどの理由で返済ができなくなった場合に、保険会社から住宅ローン残債が支払われます。
団体信用生命保険への加入条件の一つとして、現在の健康状態が挙げられます。
持病があるか、直近に大病に患ったかどうかがなどチェックされ、健康状態によっては加入ができません。
したがって、住宅ローン審査の通過に関わるため、ご自身の健康状態には注意しましょう。
ほかのローン残債とクレジットカード払いの延滞に注意する
住宅ローンの審査時には、個人信用情報の照会がおこなわれます。
ほかに借りているローンがある場合には、あらかじめ返済しておきましょう。
ほかに借りているローンがあると、借り入れ可能額が減額されてしまうからです。
購入したいマイホームの購入費用によっては、住宅ローンの審査が通過できない場合もあります。
また、クレジットカードの支払いを延滞した過去がある場合にも注意が必要です。
ほかの審査基準を満たしていたとしても、延滞した過去があると、審査の通過が厳しくなるからです。
万が一、クレジットカード払いの延滞や自己破綻したなどの過去がある場合、5〜10年の期間を空ける必要があります。
ご自身に、ほかのローン残債やクレジットカード払いの延滞の過去はないかを確認しましょう。
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まとめ
母子家庭と独身女性である点は、住宅ローンの審査時に重要視されないため、シングルマザーも住宅ローンの契約が可能です。
シングルマザーも住宅ローンの審査基準には、年収と勤務年数が重要視されます。
この記事を参考にして住宅ローン審査を通過し、マイホーム購入を実現させましょう。
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株式会社LIFE HOME スタッフブログ編集部
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