一戸建てを購入する際には、同時に他にさまざまなものも購入します。
そのなかの1つにカーポートがありますが、カーポートの購入前には種類や相場費用について確認しておかなければなりません。
ここでこれらを確認し、一戸建ての購入を適切に進めていきましょう。
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弊社へのお問い合わせはこちら一戸建てに設置するカーポートのメリットや注意点とは
まずはカーポートとは何であるのかを確認し、あわせてカーポートを用いるメリットや注意点についてしっかりと認識しておきましょう。
カーポートとは
カーポートとは、屋根と柱で簡易的に構成されている車庫を指します。
つまり、一戸建ての駐車スペースに付けられている屋根がカーポートです。
一方で、カーポートと混合されやすいものにガレージがあります。
ガレージは屋根、壁、シャッターで構成されており、自動車が壁や屋根で完璧に囲われているものです。
カーポートはガレージよりも簡易的であるため、工事費が安く済みます。
また、工事期間も短く済むことが多いです。
カーポートとガレージの違いも認識しておき、自分にはどちらが合っているのかを考えておきましょう。
カーポートを用いるメリット・デメリット
カーポートを用いることで生じる代表的なメリットは以下のとおりです。
●車の乗降時に体が濡れない
●車につく雨の汚れを軽減する
●紫外線による色あせを軽減する
●車に雪が積もることを防ぐ
カーポートの設置にはこのようなメリットが出てくるため、車を大切にしたいのであればカーポートを設置することが望ましいです。
一方で、カーポートの設置には以下のようなデメリットも出てきてしまいます。
●十分なスペースが必要
●災害によって劣化・倒壊する可能性がある
とくに、2つ目の災害による劣化・倒壊は日本においては大きな注意点となります。
また、雪が多い土地の場合も倒壊しないようなカーポートの設置が必要です。
カーポートの強度に関しては、しっかりと問い合わせをおこないながら設置を進めていきましょう。
一戸建てにカーポートを設置する際の注意点
カーポートは建築物として扱われるため、建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)は上がってしまいます。
そして、建ぺい率には上限があるため、一戸建ての大きさによってはカーポートの設置がおこなえない可能性があるのです。
ですので、一戸建てを新築するのであれば建ぺい率はカーポートの考慮も必要になります。
ただし、カーポートが以下の条件を満たしている場合は建ぺい率に含める必要がありません。
●高さ2.1m以上
●外壁がない部分が連続して4m以上
●柱の間隔が2m以上
●地階を除く階数が1であること
一戸建てを購入する際は、建ぺい率を意識しながら手続きを進めていくことが必要です。
建ぺい率の算出は難しいこともありますので、具体的な数字に関しては不動産会社へご相談ください。
一戸建て購入には考慮が必須!カーポートの種類について
カーポートは簡易的な車庫のことですが、構造によっていくつかの種類に分けられます。
ここでどのような種類があるのかについて確認し、自分に合ったものを選べるようにしておきましょう。
種類①片側支持タイプ(片流れタイプ)
片側支持タイプ(片流れタイプ)とは、柱が片側にしかないタイプのカーポートです。
柱が片方しかないため、駐車がしやすいといったメリットがあります。
また、柱が片方であることから設置場所の自由度が大きいため、限られたスペースでも設置が可能です。
ただし、片側支持タイプ(片流れタイプ)は柱が片側しかないため、横からの風や雪に弱い特徴もあります。
とくに、雪が多い地域でこちらの種類を用いるのであれば鉄骨カーボート(積雪1.3mまで対応可能)にする必要があるなど注意が必要です。
種類②両側支持タイプ
両側支持タイプとは、屋根の両側に柱がついているタイプのカーポートです。
片側支持タイプと比べると安定性が高く、突風や積雪などにも耐えられます。
また、両側支持タイプは左右対称となるため、デザイン性も良く人気です。
デザイン性を重視したい方、突風や積雪が起きる地域に一戸建てを購入する方には両側支持タイプをおすすめいたします。
種類③後方支持タイプ
後方支持タイプとは、後ろ側に柱がついているタイプのカーポートです。
柱が後方のみであるため前面・横面は開放されており、車の出し入れが容易におこなえます。
多く普及しているタイプではありませんが、その希少性からデザイン性がかっこいいと感じる方も少なくないようです。
ただし後方支持タイプは、強度を保つために基礎サイズを大きくしなければなりません。
そのため、後方支持タイプのカーポートを設置するためには大きめの駐車スペースを取る必要があります。
また、駐車スペースを取れたとしても、地中にある水道管やガス管とカーポートの基礎が干渉していると設置がおこなえません。
後方支持タイプを選ぶのであれば、建築前や購入前から確認しておくことが必要になります。
一戸建てにカーポートを設置する場合の費用相場
最後に一戸建てにカーポートを設置する場合、どのぐらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。
カーポートの種類や業者によって費用は異なりますが、駐車台数、タイプ、機能性、メーカー別による費用の相場をご紹介します。
駐車台数別による費用の相場
駐車台数別による費用の相場は以下のとおりです。
●1台用:10万円~
●2台用:20万円~
●3台用:30万円~
このように、駐車台数を増やすほど費用も大きくなります。
カーポートを設置する場合は将来的に必要になる台数も確認し、過不足がないようにしておきましょう。
タイプ別による費用の相場
タイプごとの費用の相場は以下のとおりです。
●片側支持タイプ・後方支持タイプ:10万円~40万円
●両側支持タイプ:20万円~
前述のとおり、設置スペースと突風・積雪の有無でどのタイプが適しているのかが変わります。
一戸建てを購入する地域の特性を把握し、倒壊がおきてしまわないようにしておきましょう。
機能性による費用の相場
機能性による費用の相場は以下のとおりです。
●積雪対応:30万円~
●デザイン性:40万円~
これらはスタンダードなものと比べると素材や構造が異なっていたりするため、比較的高価になりやすいです。
各カーポートには対処が可能な積雪量の記載がありますので、必ずそちらもご確認ください。
メーカーによる費用の相場
片持支持タイプにおけるメーカーごとの費用は以下のようになっています。
●LIXIL(カーポート SC:バリエーション):415,900円~
●三協アルミ(カーポート カムフィエース):226,700円~
また、両側支持対応におけるメーカーごとの費用は以下のとおりです。
●LIXIL(ソルディーポート):502,700円~
●三協アルミ(カーポートスカイリード):286,200円~
●YKK(レオンポートneoシリーズ):320,100円~
これらからわかるとおり、タイプが同じでもメーカーによって費用はかなり異なります。
タイプ、デザイン性、機能面など重視することをしっかりと確認してから、カーポートの選定や一戸建ての購入を進めていきましょう。
まとめ
今回は、カーポートの種類や費用の相場をご紹介しました。
一戸建ての購入と同時にカーポートを設置する場合は、タイプや建ぺい率など注意点を意識しながら進めることが重要です。
カーポートの具体的な商品を調べたうえで、適切なものを選んでいきましょう。
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