不動産購入は大きなお金が動くためさまざまなことを考えて進めていかなければなりません。
そのなかでも老後資金については深く考えていくことが重要です。
そこで、ここではリバースモーゲージがどういった仕組みであるのかやメリット・デメリットをご紹介します。
マイホームの購入をご検討中の方は、ぜひご確認ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産購入におけるリバースモーゲージとは?
まずはリバースモーゲージとはどのような仕組みであり、どのような方が利用できる制度であるのかを確認していきましょう。
また、一般的な住宅ローンとの違いもご紹介していますので、どちらのほうが自分に合っているのかをご確認ください。
リバースモーゲージとは?
リバースモーゲージとは、高齢者が居住している不動産を担保に一括もしくは年金の形で銀行から融資を受け取る制度のことです。
受けとってきた融資は契約者の死亡時に不動産売却もしくは現金一括どちらかの返済方法によって返していきます。
ですので、リバースモーゲージは高齢者用の貸付制度です。
定年退職後は貯金や年金で生活費・ローン残高を支払っていくことが一般的ですが、定年退職後にローン返済が困難になる方は少なくありません。
リバースモーゲージを用いるとこのような不安を解消することができ、老後の生活を安心して過ごすことができます。
また、用途は老後資金や住宅ローンの返済だけでなく、契約によっては子どもへの生前贈与などにも用いることが可能です。
住宅ローンとの違いとは
住宅ローンは長年にわたって借りた額を返済していくものですが、リバースモーゲージは死亡時に一括返済をおこなう点が大きく異なっています。
また、途中からリバースモーゲージを用いることによって、住宅ローンからリバースモーゲージに借り替えが可能です。
ですので、定年退職後も住宅ローンが残っている場合、住宅ローンからリバースモーゲージに変えることで日々の返済額を下げることができます。
もし、定年退職後の返却に不安があれば、リバースモーゲージが大きく役に立ちます。
リバースモーゲージを用いる条件
リバースモーゲージを用いる方の条件は契約する金融機関によって異なります。
多くの場合で審査項目となっているものは以下のとおりです。
●シニア層であること(60歳以上80歳未満など)
●使用用途(住宅の改修のみなど)
●担保条件(評価額の5割~8割が目安)
これらの具体的な内容は契約先によって異なるため、まずは契約条件の問い合わせから始めることをおすすめいたします。
不動産購入におけるリバースモーゲージのメリット
では、不動産購入においてリバースモーゲージを用いるとどのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。
ここでは4つのメリットをご紹介していますので、ご自身に当てはまるメリットであるのかをご確認ください。
メリット①高齢でも利用ができる
メリットの1つ目は、高齢でも利用ができることです。
不動産における住宅ローンなど貸付条件に年齢が設定されているものは多くあります。
そのため、高齢時に貸付制度を利用することはなかなか難しく、諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、リバースモーゲージは高齢者用の貸付制度であるため、高齢者でも用いることができます。
とくに、死亡時などに不動産売却による返却をおこなうため、完済時の年齢が定められていないことがメリットです。
ただし、年齢に下限がつけられている場合がありますのでご注意ください。
メリット②老後生活中の支出を減らせる
リバースモーゲージは利息のみ支払っていくため、老後生活中の支出を減らすことができます。
現在、老後2000万円問題が話題になっているように老後の生活資金の蓄えはとても重要です。
もし、住宅ローンを年金だけで支払っていくと生活が厳しくなってしまうかもしれません。
老後資金に不安があるのであれば、リバースモーゲージを用いることがおすすめです。
メリット③老後も死亡するまで住み続けることができる
住宅ローンの返済が厳しいとなると不動産売却をおこなって別の不動産に住むことが必要です。
しかし、リバースモーゲージでは現在の不動産に住んだまま老後資金の準備がおこなえます。
老後は医療費など想定外の支出がたくさんかかってくるものです。
慣れ親しんだ不動産に住み続けながら老後の蓄えもおこなっていきたいとお考えの方は、リバースモーゲージを用いていきましょう。
メリット④借り入れの使用用途が比較的自由
借り入れをした際に用途が狭いことは多々あります。
しかし、リバースモーゲージでは老後の生活資金、生前贈与、ローン残高の支払い、リフォーム費用、趣味、など用途が幅広いことが多いです。
そのため、リバースモーゲージを用いると老後の生活を豊かなものにでき、安心・快適に過ごすことができます。
しかし、使用用途は契約先によって異なるものです。
まずは、自分がどのようなものに資金を用いていきたいのかを考え、その後各金融機関に問い合わせをおこなっていきましょう。
不動産購入におけるリバースモーゲージのデメリット
不動産購入におけるリバースモーゲージはメリットだけでなくデメリットもあります。
ここでデメリットについても必ず確認しておき、リバースモーゲージを効果的に用いていきましょう。
デメリット①団体信用生命保険に加入ができない
団体信用生命保険とは、住宅ローン返済中に契約者が死亡した際にローン残高がゼロになる保険のことです。
リバースモーゲージは死亡時に不動産売却をすることで返却をする制度でしたので、団体信用生命保険に加入していると返却額がゼロとなってしまいます。
ですので、団体信用生命保険に加入するのであれば通常の住宅ローンを契約しなければなりません。
団体信用生命保険・リバースモーゲージそれぞれのメリットでどちらのほうがご自身にとって大きいのかご確認ください。
デメリット②エリアに制限がある
リバースモーゲージはどの不動産にも用いることができるものではなく、対象エリアが設定されています。
そして、対象エリアとなっている部分は都市部であることが多いです。
もし、都心から離れた場所でリバースモーゲージを用いようと思っても対象エリアではないかもしれません。
都心部からやや離れている場合は対象エリアに入っているのか問い合わせをおこないましょう。
デメリット③月々の利息返済額が変わりやすい
リバースモーゲージは変動金利となっています。
変動金利とは世の市場と連動して金利が動く金利タイプですので、月々の利息返済額も変わりやすいです。
そのため、あらかじめ整った資金計画を立てておきたいといった方にとってデメリットになってしまいます。
金利の動向を自分で図ることはなかなか難しいものです。
もし、大まかな資金計画を立てておきたいといった方は税理士などへ相談をおこなってみましょう。
デメリット④不動産価値の動向次第では途中返済が必要
リバースモーゲージにおける融資額は不動産の価値から決められますが、不動産は何らかの理由で価値が急落しうるものです。
もし、価値が急落してしまうと融資限度額も下がってしまい、超過分を返済しなければなりません。
そのため、リバースモーゲージを用いても途中返済が起こる可能性があるのです。
リバースモーゲージを用いた際には資金を使いすぎず、万が一のためにある程度は貯めておくことをおすすめいたします。
まとめ
今回はリバースモーゲージがどういった制度であるのかやメリット・デメリットをご紹介しました。
リバースモーゲージのは適切に用いると老後生活を安心して過ごすことができます。
メリットとデメリットの両方を確認しておき、自分にとって適切であるのかを判断していきましょう。
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