土地の広さによって、建てられる建物は変わってきます。
一般的に20坪は狭い印象がありますが、縦を利用してある程度の間取りは確保できます。
ただ建ぺい率や容積率などもあるため、建築の際はその辺も考えて建てなければいけません。
本記事では、20坪・30坪・40坪に分けて、どのくらいの広さなのか、建てられる建物などについてご紹介しています。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら20坪の土地に建てられる建物の広さや間取りについて
土地の広さによって建てられる建物は異なります。
また狭い土地でも、工夫次第でゆとりのある暮らしも叶えられるでしょう。
ここでは、20坪の土地に建てられる建物の広さや間取りについてご紹介します。
20坪ってどれくらいの広さ?
「20坪」と聞いても、どれくらいの広さと土地なのかピンとくる方は少ないでしょう。
30坪や40坪と比べると狭いことは分かりますが、建物の規模によっても変わってくるためイメージしにくいかもしれません。
一般的に、土地は1坪あたり1間×1間の正方形で表されます。
1間は6尺になり、さらに尺は約30.3cmになります。
これらを踏まえたうえで20坪を考えると、約66平米になることが分かります。
66平米は畳でいうと約40畳分になり、これくらいの広さに建てられる住宅は「狭小住宅」と呼ばれています。
「なんとなく分かるけれど、もっと分かりやすく!」という方のために「小学校の教室くらい」というとピンとくるのではないでしょうか。
その広さが20坪になります。
20坪で建てられるのは狭小住宅
先ほども述べたように、20坪だと狭小住宅になります。
また必ずしも建物が建てられるわけではなく、地域によっては建築が難しい場合もあるでしょう。
というのも、土地は「住居系」「商業系」「工業系」の3つに分けられるからです。
住居系であれば当然建てることができますが、それでも建ぺい率や容積率によって変わってきます。
ちなみに、都心部であれば20坪以下でも建物が建てられると言われています。
ただ「土地があれば建てられる」のではなく、建てられる割合や床面積の割合、住んでいる地域なども踏まえて考える必要があるでしょう。
3階建の住宅は可能?
先ほども述べたように、建物を建てるためには建ぺい率や容積率なども考えなければいけません。
3階建の場合、少なくとも容積率150%は必要になるため、建ぺい率と併せて考えても「絶対に建てられる」と断定はできないでしょう。
しかし、建てなれないわけではないため、その際は建築基準法なども含めて下調べしておくことが大切です。
ちなみに、建てられる住宅は2~3LDKになります。
これくらいの広さがあれば大家族でない限り十分ですが、間取りなど工夫しましょう。
30坪の土地に建てられる建物の広さや間取りについて
では、30坪ではどうでしょうか?
先ほどよりも少し広くなるため、多少余裕をもって建てることができます。
ここでは、30坪の広さとどんな住宅が可能なのかご紹介します。
30坪ってどれくらいの広さ?
20坪のときと同じように考えると分かりやすいでしょう。
約99平米になりますが、もう少し分かりやすく言うとバレーボールコート半分くらいの広さになります。
畳で考えると60~70畳になり、それなりの広さを確保できます。
ただ建物には建ぺい率の制限があるため、99平米いっぱいに建てることはできません。
そのため、30坪なら建築面積約59平米(建ぺい率制限60%の場合)になるでしょう。
2階建でも4LDKが可能
20坪よりは広いものの、なんでも詰め込めるほどの広さではないため、工夫は必要です。
しかし2階建でも4LDK、駐車場の確保はできるので家族5人ならゆとりをもって生活できるでしょう。
駐車場が確保できない場合は、ビルトインガレージにすることでおしゃれな住宅になります。
他にも吹き抜けや勾配天井を作って開放的にしたり、2階にリビングを作ることで眺望や通気、採光なども得られます。
密集地に建てる場合
都心部は、どうしても住宅が密集しがちです。
そのため採光が難しく、せっかく十分な間取りを確保できても光が入らず暗く感じやすいでしょう。
この場合は、先ほども述べたように吹き抜けにすると光を取り入れやすくなります。
天窓も複数あれば時間の経過で太陽の向きが変わっても部屋の光が入り明るさを維持できます。
他にも屋根裏部屋やロフトを作るのもおすすめです。
部屋として使うこともでき、収納スペースにもなるので作っておいて損はしません。
40坪の土地に建てられる建物の広さや間取りについて
最後にご紹介するのは40坪の土地です。
40坪もあればある程度自由が利くので自分好みの間取りで建てることができるでしょう。
また駐車場2台分を確保したり、アイランドキッチンや吹き抜けなどを作ることも可能になります。
ここでは、40坪の土地について建物の広さや間取りについてご紹介します。
40坪ってどれくらいの広さ?
他の2つに比べると「広い!」と感じますが、それでも「一体どれくらいの広さなんだろう」と思う方は少なくありません。
1坪あたりの広さについてはすでにご説明していますが、それで考えると132.4㎡になります。
これはバスケットボールコートの1/3になり、畳で考えると約80畳にあたるでしょう。
もちろん建ぺい率制限も考えるともう少し狭くなりますが、それでも20坪や30坪と比べると十分な広さです。
要するに、ゆとりのある間取りを確保できます。
ただ都心部は地価が高いため、駅近で40坪を確保するのは難しいと言われています。
おすすめの間取り
40坪もあれば部屋数を増やすこともでき、1室ごとゆとりのあるスペースで建ててもらうこともできます。
家族の人数や子どもの年齢によっても変わってきますが、小さいお子さんがいるなら家事をしながら遊んでいる姿が確認できる間取りがおすすめです。
他にも、冒頭でも述べたように吹き抜けやアイランドキッチンも可能になります。
たとえばリビングに吹き抜けを作ると、開放的な空間が広がります。
アイランドキッチンを設けると玄関のアプローチや庭は狭くなりますが、LDKを広々と使いたい方にはおすすめです。
3階建も余裕で建てられる
マイホームに駐車場を設置したい方は多いでしょう。
40坪あれば、駐車場2台分も可能です。
また3階建にし、1階スペースを駐車場にすることもできます。
いわゆるビルトインガレージと呼ばれるもので、40坪なら床面積を広く取っても問題ありません。
とくに大型バイクや車2台ある方はこのような間取りがおすすめです。
また屋上を設置することもできるでしょう。
密集地に建てる場合、なかなか庭を作るスペースが割けません。
しかし40坪もあるため、3階建にし庭なし・屋上を作ることは十分可能です。
屋上があれば洗濯物を干すこともガーデニングを楽しむこともできるので良いこと尽くしでしょう。
もちろん、無理に3階建にする必要はありません。
2階建にし、階段や廊下部分をスキップフロアにしたり書斎やワークスペースにすることもできます。
ぜひ、自分好みの間取りにしてみてください。
ただ広いからと言って大きめの家具を買ってしまうと失敗しやすいので要注意です。
まとめ
土地の広さによって、建てられる建物が変わってくることが分かりました。
20坪でも工夫次第で自分好みの住宅は建てられますので、「狭いと満足な家は建てられない」と諦めず、しっかり下見をして楽しく間取りを考えてみてください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら