目次
近年、不動産売却するにあたって仮想空間で部屋を演出し、魅力的に見せる「バーチャルステージング」が増えてきています。
バーチャルステージングを活用することで、生活感をイメージしやすく、不動産売却を促進できるといったメリットもあります。
そこで、不動産売却をご検討中の方に、バーチャルステージングとは何か、またおこなうメリットとやり方についてご紹介していきます。
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バーチャルステージングとは、仮想空間で部屋を演出し、魅力的に見せる新しい内覧方法です。
購入を検討している方にとって、空室の何もない部屋や写真だけでは入居後のイメージが湧きません。
そこで、実際の部屋に家具や生活雑貨をAR合成することで、部屋のサイズ感や生活感を具体的にイメージができます。
そのため、不動産売却が円滑に進められるように有力な手法として、近年導入されている販売手法です。
「ホームステージング」との違いとは?
ホームステージングとの違いは、実際に家具や小物を置いているかどうかです。
バーチャルステージングが導入される前は、部屋の中に実際に家具や小物を置いて内覧をおこなうホームステージングという手法がとられていました。
実際に家具などを配置することで、生活感をイメージしやすく、不動産売却するにあたって成約につながりやすいというメリットがあります。
日本ホームステージング協会が実施した調査でも、ホームステージングを利用した場合は「成約期間が短くなった」と80%の不動産関係者が回答しました。
しかし現在、欧米ではホームステージングをするのは当たり前となっていますが、日本ではコストと手間の問題から広くは浸透していないのが現状です。
バーチャルステージングでは、ホームステージングとは違い、実際に家具や小物を設置する必要がないため、ホームステージングのデメリットをうまくカバーしているのが特徴です。
バーチャルステージングの利用方法
バーチャルステージングの利用方法には下記のとおり3つの方法があります。
①アプリを利用するやり方
スマートフォンやタブレットからアプリをダウンロードし、専用のマーカーをカメラで読み取ることで、映像が映し出されます。
実際に内見している部屋に最適化されたARホームステージングを見ることができ、さらに360°自由に動き回ることで、立体的な体験をすることができます。
家具や生活雑貨があるリアルな生活をイメージすることが可能です。
②VRゴーグルを利用するやり方
VRゴーグルとは、スマートフォンを装着することで簡単にVR(仮想空間)を体感できるゴーグルです。
実際に部屋の間取りを確認しながら、生活イメージを立体的に感じられます。
③CGで合成加工するやり方
空室や施行前の写真に、家具やインテリアをCG合成加工するやり方です。
空間のスケールをイメージしやすく、生活をイメージしやすいのが特徴です。
不動産売却で活用すべきバーチャルステージングのメリットとは?
不動産売却において、注目されつつあるバーチャルステージングですが、どんなメリットがあるのでしょうか。
4つのメリットをご紹介します。
メリット①コストを抑えられる
1つ目のメリットは、従前のホームステージングよりもコストがかからないことです。
ホームステージングでは、実際に家具やインテリア、生活雑貨を配置する必要があります。
そのため、家具のレンタルや搬入などに、20~30万円程度のコストが必要になります。
その点、バーチャルステージングは、実際に家具を設置する必要はないため、レンタル料が不要です。
また、かかる費用は会社によって異なりますが、およそ1~5万円程度とされています。
メリット②手間が省ける
2つ目のメリットは、家具などの搬入がないため手間を最小限にし、手軽におこなえる点です。
ホームステージングでは、家具選びの打ち合わせや家具類の搬入から配置まで、すべて立ち会いが必要になってきます。
バーチャルステージングなら、専門会社の担当者が部屋を撮影するだけなので、約1時間もあれば終了します。
また、家具を置く必要がないので、物件を傷つけるリスクも少なく、打ち合わせなどの手間・労力も不要です。
メリット③第一印象が良くなる
3つ目のメリットは、第一印象が良くなることです。
不動産売却をスムーズにおこなうために重要となるのが内覧です。
内覧時にバーチャルステージングをおこなうことで、印象も良くなるうえに他の物件と差別化することもできます。
多くの購入希望者は、他にも多くの物件を探し内覧時に見比べています。
そこで、バーチャルステージングを活用していれば、生活感も伝わり好印象を与えることが可能です。
第一印象が良ければ、不動産売却の後押しにもつながると言えます。
メリット④宣伝効果がより高い
4つ目のメリットは、バーチャルステージングは宣伝効果が何よりも高いことです。
不動産物件検索サイトで、物件を探す際にバーチャルステージングを利用してあれば、他の物件よりも注目が期待できます。
不動産売却で活用すべきバーチャルステージングのやり方とは?
ここまで、バーチャルステージングの魅力についてご紹介してきましたが、実際に活用したい場合はどうしたら良いのでしょうか。
バーチャルステージングのやり方には2つの方法があります。
専門の会社へ直接依頼する
バーチャルステージングをするには、直接専門の会社に依頼するというやり方があります。
品質を求めるのであれば、専門の会社に依頼することで、宣伝効果の高い仕上がりを期待することができるでしょう。
広角レンズで撮影した360°写真に加工されるので、質の高いバーチャルステージングを完成させることができます。
また、広告に画像を掲載するだけでなく、チラシに印刷したQRコードや、物件の床に設置されたORコードをスマートホンなどで読み取って映し出すことも可能です。
空室の部屋ではイメージしにくい家具の配置や生活イメージを、バーチャルステージングで配置された仮想空間で見るなど、内覧時に活用することで不動産売却時のメリットとなります。
また、費用を抑えたい場合は、依頼主が自ら撮影してその画像に家具などをCG技術で加えるという方法も可能です。
バーチャルステージングをどこまで活用するのかを、入念に打ち合わせてすることをおすすめします。
希望の活用方法と予算に合わせて、専門の会社を比較し検討してみると良いでしょう。
仲介してくれる不動産会社へ依頼する
大手の不動産会社によっては、バーチャルステージングをサービスの一つとして実施しているところもあります。
ただし、専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んでいることや、査定価格が一定の金額以上であるなど制約を受ける場合があります。
また、売主が費用を負担することでおこなっている不動産会社もあるため、事前に確認が必要です。
ただし、バーチャルステージングは、不動産売却での販売促進を目的としておこなうため、媒介契約が前提となるため注意が必要です。
さらに、不動産会社によっては、バーチャルステージングを導入していないところもあるため、気を付ける必要があります。
まとめ
不動産売却で活用すべきバーチャルステージングとは何か、また、おこなうメリット・やり方をご紹介してきました。
バーチャルステージングは、コストや手間も抑えられ、なおかつ好印象を与える販売手法です。
スムーズに不動産売却をしたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
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